ブランド品の査定、どんな人がしているの?〜バイヤーとは
ネット上で申し込みをして、ブランド品を送るだけという宅配買い取りサービスを利用したことはありますか?
自宅にいながらにして、使わなくなったブランド品をお小遣いに変えられるので、年々利用する人が増えているようです。
高く売れるだろうと思っていたものに高値がつかなかったり、とりあえずだしたものが高額査定されていたりすることもあるようです。あなたが送った品物を、誰が、どのようにして査定しているのでしょうか。
バイヤーとは?
ブランド品を査定している人はバイヤーと呼ばれる人たちです。バイヤーとは、商品の買い付け(仕入れ)担当者のことをいいます。
自らの知識、経験、そして、過去に査定した品物の膨大なデータベースを元に、送られてきた品物を一つ一つ丁寧に査定しているのです。バイヤーは、特殊な才能を求められ、感性がとても鋭い人のように思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし、バイヤーのスキルは磨くもの、目に職をつけることのできる職業のようです。
もちろん、ファッションが大好きで、移り変わりの速いその時々の流行に敏感であり、関心を持ち続けられる人であるということは大切です。
しかし、感性だけではなく、なぜこの品物にこの値段をつけるのかといったことを、データを駆使し、十分な根拠を示すことができなければ信頼されるバイヤーにはなれないそうです。
そのようなスキルは、日々の努力と多くの経験によって磨かれていきます。
ブランド買取業者のバイヤー育成
多くの会社がバイヤー育成のために、独自の研修や試験を実施しています。
会社の査定基準に基づいて、誰が査定をしても正確な結果を出せるように、160時間に及ぶ研修や試験をクリアしていくことでその技術を養っている会社もあります。
それらの課題をクリアしてきた人たちがバイヤーとなり、品物の画像・ブランド名・商品型番・ジャンル・カラー・販売価格などの情報が詰まっている膨大なデータベースと照らし合わせ、品物の情報を確認後、実際に品物に触れて、一点一点の状態を確認していきます。
それでも査定金額を確定できない場合、特にアクセサリーや時計などは、専門器具によって成分分析が行われたり、歩度測定器によって測定するなどをして、正確な査定に努めているのです。
リユース品の値段を決める際、流行、デザイン、サイズ、年代、色柄、コンディション、季節などさまざまな要素によって決定されますが、何よりも需要が大きく関係しています。
そのため、常に商品の価値を徹底的にリサーチしているのです。
多くの会社は、ブランド品の買い取りと同時にリユース品の販売もネット上で行っているので、買い取り価格や、販売額、ブランドの情報などを素早く社内で共有することができます。
また、各社独自のマーケティングシステムを導入し、常にその市況に合った適正な価格をつけられるようにしているようです。
バイヤーという職業について
なぜ、バイヤーという仕事を選んだのでしょうか。
アパレルの仕事をしているうちに仕入れ業務に興味を持ち始めてという方も多いようですが、全く新しいことを始めたい、大好きなファッションに関わる仕事がしたいと、バーテンダーからの転職など、全く違う業種から入り、目に職をつけられた方も数多くいらっしゃるようです。
バイヤーという仕事は、直接お客さまと関わることはありません。
だからこそ、一つ一つの品物を丁寧に扱い、細心の注意を払いながらの査定を心がけているようです。新しい商品やさまざまな状態の品物との出会いから、日々学ぶ気持ちを持って、適正な査定に取り組んでいます。
大切にしてきた物を、新たに大切にしてくれる方への架け橋となれること、そのことによって、笑顔が生まれることに喜びを感じているのです。
このような専門の知識を持ったバイヤーが、あなたの送った品物をしっかりと査定してくれています。
宅配買い取りサービスを利用する際、顔が見えない不安もありますが、そのような不安を払拭できるよう、バイヤーの方たちは日々経験を積み、迅速、丁寧な対応を心がけながら、
あなたの大切にしていた品物が届くのを待っていることでしょう。