ブランドの洋服をできるだけ高く売りたい!
大切にしてきたブランドの洋服を、いざ売りに出そうとしたら、がっかりするくらいの買い取り価格にしかならなかったことってありますよね。
お気に入りで、いっぱい着たから仕方がないのかもしれないけど、高かったのに・・なんて悔しい思いをしないためには、日頃のメンテナンスが重要です。
買い取りに出すときだけではなく、愛用しているときにもきれいな状態で着られた方が気持ちがいいし、その分愛着が湧いてきて、より長く大切に着ていくことができるでしょう。
どのようにメンテナンスしていけばいいかわからないし、面倒に感じる方もいるかもしれません。
そのよう方のために、家庭でできる簡単なポイントや、お手入れ方法があるので、ご紹介していきたいと思います。
長くキレイに保つためのポイント
・コーディネートを考える
お気に入りだからといって毎日のように着て、洗濯を繰り返していれば、それだけ繊維が傷んでしまいますので、着回すことが大切です。
・保管方法も大切
たくさん詰め込みすぎてしまうと、取り出すときに大変ですし、型崩れの原因にもなってしまいます。
一年以上着ていない、ときめかない物は定期的に買い取りにだして、クローゼットをスッキリさせるのもいいかもしれません。
・洗濯には細心の注意を払う
洗濯の際には必ず洗濯表示を確認しましょう。
洗濯方法に従わないと、繊維を傷つけて、洋服を傷めてしまうことになります。
<繊維ごとの大まかな洗濯方法>
- 洗濯表示を確認する
- 洗濯前に下準備をする
- 洗濯をする
- 干す
○コットン・綿
最も身近な植物繊維です。肌触り、吸水性がよく、洗濯漂白もしやすいので、扱いやすい繊維ですが、反面、縮みやすく、シワになりやすい性質があります。
また、洗濯の際に一番色移りのしやすい繊維でもあるので、色柄物を分けて洗うようにしましょう。
乾燥機で完全に乾かしてしまうと、シワや収縮の原因になるので、半乾きの状態で取り出してください。
- 洗濯機マークか手洗いマークがついていたら水洗いできる
- 襟や袖口など、汚れがつきやすい部分を確認する
汚れがある場合は、専用の部分用洗剤を塗って数分置くこと、ひどい汚れには柔らかめのブラシなどでたたくことも有効です。 - 軽くたたみ、洗濯ネットに入れて洗う
色の濃い物は裏返してから入れると、色あせ防止になります。 - 吊り干しする
○シルク・絹
肌触りが良く、軽くて丈夫、通気性、吸水性も良く、美しい光沢があります。
その反面、水に弱いため家庭での洗濯が難しく、また、虫食いの被害にもあいやすい繊維です。
シワにならないように、乾いたタオルで水気を取るか、脱水をかける際も、脱水機が高速回転になってから、数秒で止めるとよいでしょう。
- 手洗いマークがついていたら水洗いできる
- シルク専用の中性洗剤か無香料のシャンプーで洗濯液を作る
- 軽くたたんで、洗濯液に3分から10分程浸けた後、キレイな水に1分浸けてすすぎ、その後に柔軟剤を使用する
- 吊り干しで陰干しにする
○ウール
保温性、保湿性に優れた、シワになりにくく、燃えにくい動物繊維です。
反面、水に濡れると縮みやすく、長い間に毛玉もできやすい性質です。直射日光は色あせ、黄変、大きく縮む原因になり、吊り干しは型崩れの原因になるので、干す際には注意が必要です。
- 洗濯機マークか手洗いマークがついていたら水洗いできる
- シミ、汚れ部分にオシャレ着用洗剤をつけて、なじませる
- 洗濯ネットにいれて、洗濯をする
- 伸びないように日陰で平干しにする
虫食い被害にあわないために
虫はウールやシルクなどの天然素材を食べますので、防虫剤や除湿剤を上手に利用して、虫にとって不快な環境を作ることが大切です。
防虫剤などを使用する際には、分量、用法を守ることが大切なので、必ず使用方法を確認してから使ってください。
洋服に臭いを付けない
脱いだ後すぐに、風通しのよいところで湿気を飛ばすだけでも脱臭効果があります。
しかし、一度臭いが付いてしまうと、なかなか取れにくいので、臭いを付けないようにすることが大切です。洗濯物は重ならないよう干して、全体に風を当てること、部屋干しの場合は、エアコンの除湿機能を利用して、湿気がこもらないようにしてください。
このように、ちょっとしたひと手間や、干し方などに気を付けることで、お気に入りの洋服を長く愛用することができるでしょう。
普段のお手入れに少しの手間をプラスして、その分買い取り金額もプラスになるといいですね。